2004.11.15
「描く」ことについて



たまたま、NHKの番組「NHK人間講座」を見た。
再放送だったのだが、「絵とイマジネーション」をいう題で
画家の安野光雅さんが話されていた。
安野さんが子供向けの絵本の作者であることをその時知った。
その絵本はとても素敵なものだったのですぐにそれと分かった。
安野さんのお話には共感することがいろいろあった。
中でも次のようなことなどは日頃、よく思うことであった。

学校では見たものを写実的に描くことが「いい絵」だと評価されてきた。
見たままを忠実に描けることはそれ自体大切なことではあるが、
それだけでは、絵はつまらない。大切なものが欠けている。
イマジネーションが必要なのである。
そのためにはよく観ること。ただ、見るだけでなくよく観察すること。
心の中でも描いてみる。

安野さんはその練習法として?想像上の島のアウトラインを描いてみたり、
太いひもで箱を蝶結びにしたところを想像で描いてみたりすることなどを
挙げられていた。とても、参考になった。